「新人と全然話が噛み合わない!」
そんな悩みないでしょうか?
気がついたらもう社会人になって数年目、1つ下、2つ下の後輩とは世代が近く、何かと話題にも共通点があって苦労せずに話ができる。
たが、5つも6つも歳が離れると流行ったものや感覚が違い中々話が盛り上がらないといった経験をした事があるかと思います。
私は今でも、新人と話をした時に話題の違い、考え方の違いを目の当たりにして、ショックを受けることは多々あります。
今回は、そんな新人と会話をして噛み合わない悩みをもつあなたにどうやったらうまく新人と会話ができるようになるのかについてお教えします。
目次
新人と会話できない原因
相手の問題
会話がうまく噛み合わない原因が相手側の問題という場合があります。
例えば下記。
- 質問に答えない
- そもそも質問を理解していない
- 話をすぐ変えたがる
- 意見と事実の区別ができていない
いずれもコミュニケーションの基本ではあるものの、できていない新人は多いです。
特に、新人の場合、相手の話を理解しないまま自分の話をしてしまうといった事がよくあり、会話が噛み合わない原因になっています。
自分の問題
あなた自身にも原因がある場合もあります。
例えば、
相手に求める基準が高い事。
あまり、世代のせいにはしたくないですが、正直に言って20年前、30年前と比べて確実に世代による上下関係は厳しくなくなってきています。
今の30代、40代が先輩や上司に言われて当たり前にやってきたような事が、今の世代では当たり前ではない事が結構あります。
例えば、一昔前では「会社の飲み会は新人が幹事をする」とか「お客様の接待の為にゴルフを覚えよう」といった事は新人では当たり前のようにやっていましたが、今の世代では当たり前ではないです。
仕事の上でやるべき事はやるべきと教えるべきですが、自分の経験や考え方が当たり前という形で新人と話をするとずれてしまいます。
両方の問題
相手と自分の両方の問題であるのが、
前提知識や前提条件が違う事。
先程お伝えした通り、自分の知識やルールが当たり前だというつもりで新人と会話するとずれてしまうのはよくあります。
特によくあるのが、専門用語や社内ルールを知らずに話が噛み合わない事。
新人は会社に入ったばかりで、右も左もわかっていません。そんな中、会社で当たり前のように使われる略語や専門用語を使って話をすればわからないのは当然です。
特に外資系の会社では英語の略語や英語を日本語として使う事も多く、入社したての人には理解できない事も結構あると思います。
例えば、昔勤務していた会社では、「KY」という言葉を多用していました。
「その作業のKYはいつやるの?」とか、
「もうKYやった?」という形で使っていました。
入社当時は、「KY=空気読めないの事か?」と思いましたが、文章として意味がわからず最初は苦労しました。
結局、後に「KY=危険予知」の事で、作業などを実施する上での「危険を予知」する為の事前確認ミーティングの事である事がわかりました。
このように、今あなたが当たり前に使っていることが、新人にとっては当たり前ではないという事を理解しておきましょう。
新人と会話ができない時の対策
それでは、新人と話が噛み合わない時にどうすればよいかについてお伝えしましょう。
前提知識や前提条件を事前に共有する
まず一番最初に大事な事は、、、
前提知識(言葉の定義、意味)や前提条件(目的、どういう気持ちでやっているか)等を伝える事。
新人と話す時は相手が何も理解していない前提で話をするようにして下さい。
まず最初に、今から話す話の背景であるとか目的、言葉の定義や意味など必要な前提の話を一つずつ丁寧にするように心がけて下さい。
そんな時間はないよ!と思われるかも知れませんが、前提を理解していないまま新人が仕事をしても、結局は手戻りなどが発生して、結果として、最初から丁寧に教えておけば良かったという事はかなりあります。
なので、「こんな事は知ってて当然」と思うような事も相手が知らない前提で、説明していき、必要な事前情報が伝わってから本題に入るようにして下さい。
話を飛躍させずに一つ一つ話す
次に大事な事は、、、
話を飛躍させずに話す事。
仕事を何年もやっていると、少し話が飛躍したとしても、話を聞く時に自然と自分で話の論理(いわゆるロジックというやつ)を補えるようになります。
しかし、新人は経験や話を論理的に考えるスキルが低い人が多く、先輩や上司の話について行けないことが多々あります。
その為、最初の頃はなるべく話が飛躍しないように論理的に伝えるようにして下さい。
例えば、次の例、
次にいい例、
議事録は後で問題があった時の証拠となるから、会議中の発言や決定事項はしっかり議事録に残しておく必要があるよね。
だから、今度の会議の議事録は絶対しっかり取っておくようにしてね。
という形で、単に議事録は大事だから取っておいてというのを伝えるだけでなく、何故大事なのかを論理的に順番に伝える事が、新人と話す上で特に大事になります。
相手の理解度を確認しながら話す
最後に実施してみて欲しいのが、
話の途中で都度、相手の理解度を確認しながら話す事。
こちらが話したいことがあると自分のペースで一気に話をしてしまう事はよくあります。
ただ、実際は話相手が理解しきれていない事も結構多く、特に新人ではなんとなくわかったフリをして会話が終わる事も多いかと思います。
それを防ぐには、会話の途中にキリのいいタイミングで話を区切って、相手がどの程度理解しているのかを確かめるようにして下さい。
具体的には、「今の話理解できたかな?」とか「今の話でわからない所はなかったかな」というように質問で相手の理解を確かめて下さい。
このように都度相手の理解を確認することで、理解ができなくなった点(噛み合わなくなった点)をできるだけ早く確認することができ、すぐに話を修正する事ができます。
参考:【完全保存版】仕事の飲み会で使える話題・ネタ!2018!
参考:職場コミュニケーションの悩みランキング2018!【完全保存版】
<補足:会話術の高め方>
文字を読むのが好き、文字のほうが頭に入りやすいというあなたにはこちらをおすすめします。
まとめ
いかかがでしたでしょうか、今回は、「新人と会話ができない原因とその対策」をお伝えしました。
- 会話が噛み合わないのには相手、あなた、両方に原因がある
- 前提知識や前提条件を事前に共有、確認する
- 話を飛躍させずに一つずつ話す
- 相手の理解度を確認しながら話す
新人との話は噛み合わない事も多く疲れますよね。ただし、あなたも新人だった時はあったわけで、誰もが最初から優秀だったわけではなかったはずです。
手間や時間はかかると思いますが、先輩として歩み寄って話が噛み合うように是非協力してみて下さい。
今日はここまで、それではまた次の授業でお会いしましょう!
黒助
⇓どうしても人に好かれる方法を知りたい方はこちら⇓